ゴールドコーストはペットブーム?

もともとオーストラリアの一般家庭ではわんちゃんがいたり、猫ちゃん、小鳥などを日本と同じように家族の大切なメンバーとして
飼っている家庭は多かったのですが、ここ最近、集合住宅、アパートやハイライズでも、
ペットは公にだめですよ、という物件は少なくなりました。

賃貸ですらペットを飼ってもいいところが増えたわけですから、オーナーになれば一応の申請さえすればマンションでもワンちゃんなどはオーケー、
いわゆるペットフレンドリーと呼ばれる社会に変わって来ました。

動物に対する根本的な扱いはイギリス流なので、虐待や理不尽な扱いに対しては日本のように曖昧な対処ではなく厳罰に処罰されますし、
仮に飼い犬が他人に噛み付いたりしたら、行政が強力に介入して場合によっては危険な犬と判断され、その犬は処分されてしまうことにな理、
日本のペットに対する扱われ方とは大きく違いますが、家族の一員として大切に愛されることは変わりありません。

リモートワークが増えた結果

このコロナ禍で日本もペットブームになった様ですが、オーストラリアは完全に需要と供給のバランスが以前と違ってしまったことと、
意図的に安易に動物の売り買いが起きないようにブリーダーさんたちがどんどん値段を上げています。

ブリーダーさんにとっては一石二鳥なのでしょうが、例えば今から30年以上前にブルテリア犬を探して購入したときは、ほとんどのお客さんも血統に厳密にこだわっていなくて、
両親を見た上でいいよって感じで購入する場合が多く、ペットショップかブリーダーから購入するのが普通でした。
ちなみに100ドルで、これが普通の値段でした。

20年数年前にトイプードルを購入したのですが600ドルで、その数年後にトイプードルを探したらブリーダーさんがほとんどの子犬が日本に輸出されてしまうので、
日本への卸値でいいですよって言われて2000ドル。

この時は流石にシャレにならないって思いましたが、お分かりいただけると思いますが、一度かわいい子犬に出会ってしまったら諦めてしまうことは困難ですよね、
我が家の新たな家族になったのです。

値段がペットを家族として迎える覚悟の大きさ?

時がたち、我がオパールギャラリーの新入社員としてインスタグラムなどに最近登場しているカブードル、キャバリヤとトイプードルのミックスは大変人気の犬種で、
大変安くしてもらって娘たちが購入したのですが4500ドル。
血統の良いワンちゃんで人気があれば10000ドルで普通に売られています。



先ほども申し上げた通り、安易に購入して動物を粗末に扱って欲しくないブリーダーさんたちは嫌ならやめなさい、覚悟が値段です、ってことなんですが
それでもすぐに売れてしまう様なので、やはりブームなんでしょね。

アメリカで有名人のわんちゃんが散歩中に強奪されたニュース覚えていますか?オーストラリアでもわんちゃんが盗まれてしまう事件が時々ありますので、
値段が高いとこういった輩に目をつけられてしまう現実もあります。

動物の販売経路も、ビジネスライクのペットショップでは購入を避ける人が増えたため、多くのペットショップはペット用品やえさ、グルーミングを主としていて、
生物の直接展示販売はされなくなって来ました。

最近娘の家によく遊びに行きますが、家の周りには遊歩道などがあるのでお散歩するにはとても良い環境なのですが、
多くの人がワンちゃんのお散歩にわんちゃんトークでご近所さんとの交流にひと役かっている様です。

前のブログにも書きましたが、この国はペットの放し飼いは認められていません。野良猫や野良犬も行政がきっちり対処しますので、
住宅街で飼い主抜きの動物に出会うことは野生のコアラやカンガルーを見るよりレアなことなんです。

時代がペット事情も変化させるのですね。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

お買い物カゴ
上部へスクロール