私どものブログ検索で、よく検索されるものにエチオピアオパールとオーストラリアオパールの違い、そして自分のオパールが
本物かどうかなどで、多くの方がエチオピアオパールとオーストラリアのオパールの違いをご存知ないことがわかります。
エチオピアが悪いわけではありません。しかしオーストラリア産のオパールと比べると、販売される時にエチオピア産のハイドロフェンオパールは
あたかもオパールはどれも同じ性質であるかのように表現されたり、その違いをデメリットとして消費者に伝えていない事がとても多いので、
色が抜けてしまったり、逆に他ものから色が染まってしまったり、乾燥によってすぐに割れてしまったりすることが、どのオパールでも同じであるかのような
説明があったりします。

当然エチオピア産のハイドロフェンオパールを購入されていたり、所有している人にとってはこれらの特徴はハイドロフェンオパール独特のものであるのですが、
オパールは全てこういったものであると勘違いされている方も多いようで、後々調べてみたらオーストラリア産の堆積性オパールは全く別物であることが分かった
など、購入前にこの2つは似て比なりと理解されている方は圧倒的に少ないようです。
その分エチオピアオパールは昔から存在が確認されていたにもかかわらず、あたかも最近発見されたかのようにネットを中心に販売されているのは
いいものは値段が高いものである、という評価から、見栄えが良くて安いものへの支持がネット販売では圧倒的に多いために、
とても綺麗でオーストラリア産だと一石が数万円はするであろうライトパールが、似たようなものでもエチオピア産だと200円、300円で誰でもネットで購入できる
驚異的な安さで、これを宝石に仕立てて一万円などお手頃で販売されていて、半年後に石が割れた、色が落ちたとなっても
多くの方が安いからと諦めてしまう、そんな安易さがあるのだろうと思います。
アクセサリーとしてワンシーズン使用できればそれでいい場合もありますよね。
何万、何十万も出したのに色が落ちたり髪の毛の染料が石について染まってしまったとしたら、それは確実に問題になりますよね。
逆に言えば安ければその程度のもの、高ければアクセサリーではなく宝石として代々引き継がれて使っていくもの。
これがざっくり言えばこの2つの産地の違いです。
何度でも申し上げます。

世界の宝石屋産の総需要の90%以上がオーストラリア産であるという事実は、信頼と実績があるからです。
そうでなければハイドロフェンオパールが昔から採掘されていたと思いますよ。
メキシコ産が1960年代に一世風靡したものの、オーストラリア産に負けてしまったこともこのハイドロフェンと堆積性の違いによるものですね。
参考ブログは、エチオピアオパールなどはこちらかこちら。
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